石川町の文化財 - 007/010page

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中田のささら中田のささら(町指定文化財)

 中田字八又地内に鎮座する村社八坂神社には旧6月15日天王祭の日に、その小社である湯殿神社には旧8月15日権現祭の日に奉納されていましたが、現在では9月中旬に行うことに改められました。様式は、簓(ささら)舞、神楽舞、鐘馗(しょうき)の舞、鳥刺、お多福・おかめの舞、白鍬の各舞から成り立っています。御神燈には「天下泰平・五穀豊穣・村内安全・厄難災除」と書かれています。


 

上母畑のささら(町指定文化財)

 伝説では、桓武天皇の延暦24年から始められたと言われています。特徴として、女性は参加しない習慣があります。祭礼は6月15日、9月15日に奉納されます。


下母畑の熊野講(町指定文化財)

 長石田地内にある熊野神社に、毎年旧12月に各家で収穫したものを持ち寄って、神前に供え豊作の感謝をし、翌年の豊作を祈る行事です。


上母畑の白鍬踊り(町指定文化財)

 桓武天皇の延暦24年に始められたと伝えられています。参加者は古老青年、少年に限られ、女性は参加できない習慣があります。祭礼は6月15日、9月15日、19日に行われていましたが、現在では9月19日に奉納されます。


北山のささら(町指定文化財)

 はじめられた時期は不明でありますが、伝承によれば、石川の殿様に羽貫田集落を中心として「北山のささら舞」を献じた時から恒例となったということです。毎年、津島神社御神体(スサノオノミコト)を祭り村内安全・五穀豊穣・無病息災を祈願し、旧6月15日に天王祭として「ささら舞」を奉納しています。内容は獅子舞、神楽の舞、白鍬の舞、四方固からなっています。


湯郷渡のささら(町指定文化財)

 伝承によれば、元禄時代以前から始められたと伝えられています。八幡神社に奉納するため、獅子舞、四方固、御神楽舞、白鍬踊などを舞うものです。昭和27年以降奉納は中断されていましたが、昭和48年に保存会が結成され、奉納が再開されました。

薬王寺の薬師堂

薬王寺の薬師堂(町指定文化財)

 薬王寺は平安時代の高僧徳一が創建したという伝承がある古刹です。薬師堂は方三間、方形造で瓦葺きの建物です。藤原時代の様式でしたが、立て替えのため改変されたと伝えられています。堂内には、鎌倉時代に彫られたとされる阿弥陀如来座像(表紙写真)や、本尊薬師如来像、十二神将像が安置されています。

華蔵寺の銅鐘

華蔵寺の銅鐘(町指定文化財)

 華蔵寺(臨済宗)にある銅鐘は延宝8年(1680年)の作で高さ1メートル65センチ、口径63センチです。「延宝八年康申仲夏吉辰」の銘が刻んであります。


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