第3・4学年社会科学習資料 わたしたちの玉川村 - 024/102page
A たばこを作るしごと
たばこの葉は、米についで売り上げの多い作物です。おもに東部地区や川辺の堂平で多く作られています。
3月ごろにたねをまき、5月ごろ畑にいしょくします。60〜70日たつと花がさきますが、「しんとめ」といって花は切りとってしまいます。7月のおわりごろから、一まいずつていねいに葉をつみとり、ビニルハウスの中でかんそうさせて、1月ごろ須賀川の日本たばこ産業株式会社にしゅうのうします。ひょうやしもの害、冷害(れいがい)などのひ害もうけやすく、しゅうのうがへることもあります。
たばこ農家の人の話 (堂平 関根さんのお話)たばこ作りは、一年中手がかかりますが、一ばんいそがしいのはしゅうかくの時です。7月下旬(げじゅん)から8月中旬に集中するので、とてもいそがしく、よその人を何人もたのんで仕事をする家もあります。下葉、中葉、上葉のじゅんにつみますが、たばこのやにがつくので、軍手(ぐんて)などをして作業をします。
今は幹干しをしてから葉もぎをした方がよい品質(ひんしつ)にしあがるので、ほとんどの家で、幹干しをしています。その後(あと)はA、B、Cの3だんかいに分けて25kgぐらいにたばねてしゅうのうします。
病害(びょうがい)や虫の予防のために、しゅうかく前に3〜4回しょう毒をします。しもの害やひょうの害はあまりうけませんが、台風(たいふう)の害が一ばん心配(しんぱい)です。たおれて葉がとれてしまったり、品質がおちたりするからです。