あさかわまちが生んだ偉人-060/093page
「また注文だ!みんなでがんばろう。」
小さな工場でしたが、部品のすばらしさを見こんだ飛行機を作る会社から、どんどん部品の注文がきました。内田社長は、ナッパ服を着て、油まみれになり、従業員の先頭に立って働き続けました。
その頃、日本は外国と戦争をしていましたので、飛行機は非常に大切なものだったのです。
六年がたちました。工場は大きくなり、名古屋にも工場が建ちました。内田社長は、この大工場を行ったりきたりする忙しい日々をすごしました。
「社長、社長室でお休みください。」
「いや、ちょっと働かせてくれないか。部品の具合いも見たいし…。」
そういうと内田社長は、ナッパ服に着がえ、目をかがやかせて工場の中に飛び
見本市での社長