三春の自然-008/070page
カコウ岩地域を流れる三春町の川の特徴の一つとして、川床にレキがあまりないことがあげられる。砂の川原はあるが小石の川原は少なくて、堅い岩盤が川床となっていることが多い。支流は侵食があまりさかんではないが大滝根川・桜川・移川の三つの河川の本流には、三春町域内では川底を深くする下方侵食がさかんな場所もある。
大滝根川では中郷・中妻地区、桜川では山田地内、八島川では松橋地内、移川では沢石地区が侵食のはげしい地域である。
樋渡川下ノ前付近(川床の岩盤)
支流の中で比較的幅広い谷底平野を作っているのは、七草木・鷹ノ巣・沼沢・貝山・蛇石・狐田地内などである。
沼沢地内の斜面(遠景は安達太良連山)