三春の自然-020/070page
を迎え万物枯れるというのに、フユノハナワラビが霜枯れの野にわらびのような芽をのぞかせている。
中町の愛宕神社は火ぶせの神社であるが、こがらしの吹くころになると、どこからともなくカラスの大群が、神社の森に集まってきて、タやけの空に乱舞しているのが見られる。
西の山々に白い雪がつもり、冷い風が、谷を吹きあげていき街にジングルベルの曲が流れるころになると、一夜にして雪におおわれることがある。その朝は、雑木林の木の枝が白い雪でおおわれ美しい造形美を楽しませてくれる。やがて新しい年を迎えるのである。
冬のコナラ林
雪の朝(御木沢小学校よりお城山をのぞむ)