三春の自然-024/070page

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たちに、渓谷の美しさを楽しませてくれます。
この西方渓谷は典型的なV字谷であり、地盤も良かったので三春ダム建設の絶好の地とされたのです。
(2)桜川
町の中心を、ほぼ東の方から西へ流れている川が桜川である。芹ヶ沢地内から流れ出し、郡山市の小泉地内で阿武隈川にそそいでいる。長さは約12km、高度差約170mである。
芹ヶ沢から栗林地内にかけて、左岸は急ながけになっている。大雨のときなどは小さながけくずれが起こりやすい。
このあたりの土は、カコウ岩が風化したものである。川の中には、カワニナやホタルの幼虫やヤゴなどがいる。カワニナは巻き貝の一種で、ホタルの幼虫のえさになる。
清水地内を過ぎると、川は道路からはなれて流れているので、ちょっと人目につきにくい。このあたりは南側の斜面が高いがけになっていて自然のままの桜川の様子が見られる。
大町、中町と下っていくにつれて白壁の土蔵などが見え、城下町の名
イラスト
中町地内を流れる桜川
中町地内を流れる桜川

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