三春の自然-034/070page
しているが、植物の分布からいって、めずらしい樹木といえるものである。
シラカシととなりあわせに、幹のまわり約2.5m、高さ約10mの天然記念物クラスのイチイの木も目につく。
神楽殿の手前のところには、ひときわ目につくモミの大木(幹のまわり約4m、高さ約35m)がある。社殿の北側や西側にも大木といえるものがなん本か自生しており、モミ林となっている。
この林の中には、高い木のなかまとして、スギ、モミ、アカマツなど、やや高い木のなかま(6m〜11m)としてアオハダ、コナラ、オオズミなど、低い木のなかまとしてコバノトネリコ、ヤマハギ、ヤマウルシ、ウリカエデ、ミヤマガマズミ、フジ、ネジキなどの樹木も自生している。
鳥居横の神馬厩の裏手には,かわった実のつけかたをしたイヌシデの木や、大木といえるコナラの木が自生している。
また秋ともなると、人目をさけるようにひっそりと紫色の小さな実をつけたムラサキシキブの枝も見られる。
モミ林