三春の自然-051/070page
これらの岩石の出来た年代は古く、今から約3〜2億年前は、三春町の辺りは海の底にあって、そこにセッカイ質のたい種物がつもって、しだいにセッカイ岩になったと考えられる。
穴のあいた岩石
その後、地殻の変動が起り、高温高圧のマグマに変成を受けながら押しあげられてできたために、化石などは消えて、結晶質セッカイ岩となったのである。
なお、セッカイ岩は、1mたい積するのに約2万年はかかるという話もあるくらいだから、20mの高さだとすると、この岩壁は、少なくとも40万年はかかったことになると思われる。
鍾乳石