三春の自然-052/070page

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(4)お城山の白河層
お城山の南口から約200m登った所で左に折れ、そこから50mほど進むと右側に、表面の土が崩れ落ちている崖がある。そのあたりをよく見ると、砂やレキの層であることがわかる。
白河層が見える崖
白河層が見える崖
三春町一帯は、そのほとんどの地域が今から約2億年から6千万年も前につくられたカコウ岩類でできているのに、かなり高いところに砂やレキの層が見られるのはめずらしい。
カコウ岩類は、地下深い所にできたマグマがゆっくり冷えて固まったものであり、砂レキ層は、流れによって砂やレキが積み重なってできたものである。
この砂レキ層の中のレキは、まるいものや平べったいものが多く、河原にあるレキによくにている。
また、この砂レキ層の上には、さらにギョウカイ岩の層が重なってお城山の頂上にまで続いている。
お城山のギョウカイ岩は、白河地方に産出する白河石とに
砂レキ層
砂レキ層

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