三春の歴史-038/52page

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事件や加波山事件などが起こりました。
明治10年(1877年)に河野広中を中心に約80名の人たちが参加して、三春に「三師社」という政治結社を作りました。
さらに、明治14年(1881年)には、三春に「正道館」という政治教育をする塾もできました。
やがて自由民権運動は全国各地に広がりました・明治22年(1889年)に憲法が発布され、明治23年には、第1回の衆議院選挙が行われました。
河野広中
河野広中(1849〜1923)

明治から大正にかけて活躍した政治家で、自由民権運動などに深くかかわった。
・三春の郷土出身。
・衆議院に三春町から出馬し14回当選。のちに衆議院議長や大臣も努めた。
・大町の紫雲寺に「えいはつちょう」(河野の髪の毛を収めた塚)がある。お墓は、東京の護国寺にある。

※三春歴史民俗資料館 自由民権記念館 展示資料

(2)馬車鉄道と平郡線の開通(明治から大正へ)

東北本線が全線開通したのは明治24年(1891年)ですが、明治20年には、郡山と白河間が開通していました。
明治24年(1891年)に、三春と郡山間の交通を便利にするために馬車鉄道を通しました。
福島県で最初の馬車鉄道で、三春の中町から郡山の駅前までの間に線路をしき、ラッパをならして通る馬車の鉄道でした。
馬車鉄道を利用しても、そのころ三春から郡山まで行くのに、1時間20分以


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