小野町の文化財一覧 - 004/006page

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町指定

東堂山鐘楼
町重要文化財
昭和50年2月26日 町告示 第10号

●所在地/大字小戸神字日向128
 磐越東線小野新町駅より北西約7.5km

 万延2年(1861)建立の鐘楼である。建築年代は古い方ではないが地勢によく合致した非常に出来栄えのよい建物である。

  東堂山鐘楼


五輪塔(2基)  
五輪塔(2基)
町重要文化財
平成2年3月24日 町告示 第18号

●所在地/大字夏井字寺谷津作134(雲林寺内)
 磐越東線夏井駅より北西約2km

  総高が@142pA144p、品質は1凝灰岩。
 五輪塔は密教における五大思想を表わすものとして、日本で創始されたもので、五輪の各部が集まって一体となるものである。
密教五大を説かれる思想を表わす地・水・火・風・空はこの功徳を円満することが大日如来の理法身であるとされ正面に梵字(キヤカラバア)の五梵字が咳まれている。
 南北朝の時代には、四面に彫られる五大をあらわす梵字は、正面のみとなり三面は略され、室町時代には文字で各輪を示す風朝となることもあってこの変遷を受けない工作と伝承の点より紀年銘は磨滅して明らかでないが、鎌倉時代の五輪塔の古様を豊かに持ち、新しい変化が各輪よりうかがわれることから、鎌倉末期と思われる。古雅な形態と荘重な信仰惑を表現する姿をもつ五輪塔である。



九戸塚半鐘
町重要文化財
昭和50年6月26日 町告示 第8号

●所在地/大字谷津作字久戸塚 消防団
 谷津作久戸塚にある半鐘で、現在も使用している。もともとは観音寺のつきがねだったといわれている。
 赤沼村(現大字小野赤沼)の鋳工遠藤八良兵ヱの作で、享保18年(1733)のものである。この外、皮篭石極楽寺、東堂山にも赤沼村鋳工の半鐘や風鐸があるが、この半鐘が最も古く当地に鋳工師が存在していたことを示す貴重な資料である。

  九戸塚半鐘


無量寺阿弥陀堂
町重要文化財
昭和50年二月26日 町告示 第3号

●所在地/大字小野赤右字寺前72無量寺
 磐越東線小野新町駅より石川行 バス入房内下車徒歩5分

 建物は、元禄4年5月の再建になるもので、以前はかなり荘厳なつくりで規模も大きな建物らしくその占材を使って建てた跡が見られる、各村々から奉納された天女の絵が描かれ、当時の信仰の厚さをしのばせる。天井も色彩豊かな絵がかかれていたが近年の改修の際おしくも破損してしまった。建物のつくり方、壁画など貴重な堂宇である。

  無量寺阿弥陀堂

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