滝根町の文化財-015/016page

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剛叟寺の枝垂桜
剛叟寺の枝垂桜

剛叟寺の枝垂桜(しだれざくら)町指定天然記念物
昭和五十年八月一日指定
神俣駅の北方約一粁のところにある飯島山剛叟文寺の境内にあるエドヒガンザクラで、樹高十五メートル、胸高幹周囲四・二メートル、全体の枝張り十六メートルの老木で、滝根の二枝垂桜の一つで福島県緑の文化財登録第一四五号でもある。推定樹齢は四百年といわれている。
根元は一本であるが、地上一・五メートルくらいから二本に分かれており、横に伸びた方は風雪に耐え切れず、近年折れとしまって往時の面影はない。
開花は四月下旬が多く、庭園の中にあり、満開時の景観は周囲とあいまってすばらしい。
桜のある剛叟寺は大同年間(八〇六〜八一○)の創建という伝承をもち、伊達の家臣で神俣八幡舘主の常葉少輔右衛門正平宗清が没した時に真言宗から現在の曹洞宗に宗旨かえとなり、寺名も剛叟寺になったという。
所在地 滝根町大字神俣一ノ坪四七
所有者 剛叟寺

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