矢吹町町制施行百周年記念要覧 -020/046page
Close Up Yabuki Stories 3
戦争によって失われた農村の力食糧供給も減少
戦時中は全国津々浦々から 兵士が戦地に赴きました もちろん矢吹町も例外ではなく 兵士は農村出身者が大半を占め ていたため農業生産も衰退し、 食糧供給が減少し始めました。
供出米の強制措置が決定され たのは昭和十五年五月十日のこと 戦時下では食糧の確保が至上命 令であるとして、農家は供出米 を強制的に割り当てられました。
徐々に戦火が拡大、戦時体制 一色に塗り変えられていくなかで 物資は軍需優先とされ、極端な 窮乏生活を強いられることにな りました。生活必需品も配給制
The History of Yabuki Town
昭和十五年→昭和二十九年
□昭和十五年
◆二月◇矢吹原国営開墾予算案が衆議院可決、 3月15日貴族院可決通過する◆四月◇矢吹ケ 原開墾調査事務所開設◆七月◇贅沢禁止令 出るロ昭和十六年
◆二月◇NHK郡山・福島両放送局開局◆四 月◇小学校を国民学校と改称◆七月◇弥栄に 乳牛30頭入れる◆十一月◇矢吹を中心に「猟 区設置運動」に反対する「檄」が配布された◆ 十二月◇日・米開戦◇農林省白河・矢吹開拓 建設事務所開所□昭和十八年
◆一月◇奇祭三城目水あび祭り(水祝)ロ昭和十九年
◆八月◇大都市学童疎開◆十一月◇米軍機B 29が東京初空襲◆矢吹耕地整理組合連合会 発足。白河商業が白河農学校と名称変更□昭和二十年
◆五月◇矢吹飛行場空襲受ける◆十一月◇「緊 急開拓実施要領」が決定され、矢吹が原開拓 始まる◇矢吹飛行場跡・北善郷内に開拓者入 植する口昭和二十一年
◆四月◇県立矢吹公共職業補導所開所◆十一 月◇日本国新憲法公布◆羽鳥ダム工事始まる□昭和二十二年
◆二月◇矢吹原耕地整理組合連合会の事務所 新築落成◆四月◇戦後初の公選町長選◇矢吹・ 中畑・三神の各中学校創立◇日本酪農講習所 開所◆八月◇天皇陛下東北巡幸の際、矢吹に 立寄られ修練農場・弥栄開墾地を視察された ◆湯本村羽鳥地区より矢吹が原に移転入植す る(昭和22年〜32年までに20一戸入植)□昭和二十三年
◆一月◇警防団解散し各町村に消防団設置◆ 三月◇地区警察・市町村警察設置に伴い白河 地方警察署矢吹警部補派出所並びに自治警 察矢吹町警察署が併置される◇中畑村農協創 立◆四月◇矢吹町農協創立◇三神村中央農