わたしたちの町 やぶき-094/113page
羽鳥にダム
羽鳥にダムをつくり矢吹が原に水を引く計画は、人々の長い間のゆめでした。
昭和16年(1941年)になって、ようやく国の仕事としてはじめられ、昭和31年(1956年)に羽鳥ダムが完成し、まちにまった水が矢吹が原に流されるようになりました。
羽鳥ダム
全国でもめずらしく日本海側に流れる水をせきとめて、太平洋側に流しました。
またふつうのダムとはちがい、コンクリートを使わず、ねん土と石でつくりました。
完成した矢吹が原開たく水田
このダムの完成により、大信村・泉崎村・矢吹町・鏡石町・須賀川市の区域2,292.14ヘクタールの田が開かれました。
総事業費28億145万9,751円の大事業でした。