ふるさとの山野草-160/201page
ふゆのはなわらび(はなやすり科)
秋から春にかけて見られるシダ植物。栄養葉と胞子葉を出し,栄養葉は羽状に深裂する。
花期花は咲かないで胞子をつくる
草たけ 15〜30cm
生育地 林の中,草原
○ワラビ・ゼンマイなどはシダ(羊歯)植物といわれ,花は咲かないで胞子をつける。若芽は食用とする。ワラビの根茎からデンプンをとり糊として使われた。
わらび(わらび科)
夏緑性のシダで根茎が地中をはう。葉柄の下部には茶かっ色の毛が密生する。
若芽を食用とする。
花期 胞子をつくる。
草たけ 50〜150cm
生育地 日あたりのよい草地,原野
子供のこぶしのような形をしたワラビの若芽。
りょうめんしだ(うらぼし科)
大形で常緑性のシダで,胞子のう群のつかない葉では,葉の表と裏が同じく見える。
花期 胞子をつくる
草たけ 60〜100cm(葉の長さ)
生育地 谷間,杉林の中の湿地