塙町の文化財 -024/105page
町指定有形文化財
木造十一面観音立像
塙町指定 昭和51年2月12日
所在地 大字伊香字古宿213本尊は、けやきの一本造りで、しかも高さ2メートルを越す大きなもの、当初は色彩を施された跡が見られる。素朴ながら地方人の工人による信仰上の彫刻と思われる。製作者、年代共に不詳なるも、町内の仏像では貴重なものである。
本尊は、堂内の格子戸の内陣におさめられているが、仏間としての不均衡が目立っている。これは堂の大修理の際の都合によるのか、又は、仏像完成後の臨機の処置のままにあったのではないだろうか。