塙町の文化財 -071/105page
堀越金井館
大字堀越字亀ノ江
寺山城の南北にあって実践本位の城構えで大きな曲輪はなく、守り易い小さな削平地と腰曲輪、帯曲輪を各所に配している。城は北城と南城に大別できる。北城は谷間に落ちこみ、南城は南西に突出する丘陵で北の出城的要素を持った半独立状の山城である。
板庭銚子館
大字板庭字大苗田
大苗田集落の南側丘陵上に位置し、東側に中塚館ノ岡館、北側には平館が存在し、羽黒山城の大手口を守備する上で、絶好の要害地にある。縄張は東南側と北西側の丘つづきを空堀と堀切りで遮断する単純なプランとなっている。東側には土塁が認められるが、かって周囲はすべて土塁がめぐっていたと思われ、その痕跡を各所にとどめている。南より西方向にのびる空堀は外側に土塁を高く完存している。堀幅は鉄砲を意識した幅と考えられ、羽黒山城の重要性がともなう天正末年頃に築城されたと考えられる。