ふるさとのむかし話-011/42age

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まったので、仁王さまがケサをほしておいたという、ケサ石というところもあるそうです。


朝日山の炭やき太郎

むかしむかし、力の大変強い、そして、目のひじょうに良くきく、炭やきの太郎という若者が、朝日山のふもとにすんでいました。
太郎は、遠くの山まで、その良くきく目で炭にする良い木をさがし、その力でどんなところからも木をきりだし、はこびだしてしまうので、できる炭は良いものばかりで、炭やきの名人と仲間からいわれていました。
その日も、太郎は朝日山の頂上から、遠くの山を見おろしていました。そして、ふだんにゅうわな顔つきが、村の方に目をやるとけわしいぎょうそうになり、そばにあ

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