ふるさとのむかし話-012/42age
った太い大きな丸太をあわててかつぐと、はやてのように山道をかけおり、とちゅうであった村人が声をかけても、「おらみだんだ。そごさいがねっけ!!。」と、ただならない表情で、あっという間に、走りさってしまいました。 その頃、村では一人の若い娘がなわをかけられ、庄屋につれさられようとしていました。そして、村人は、「親父だけでなく、娘までせでっちまなんてむごいごどするもんだ。」、「年貢おさめねがらって親父せでって、こんどは娘までなわかげでせで