ふるさとのむかし話-024/42age
娘は山道を急いでくだり、両親のもとへ無事かえりつきました。
その後、長者夫婦は観音さまをないがしろにののしったことや、自分たちのごうまんさを深くくい、使用人たちに長者の財産をわけあたえ、どこかへひっそりと、たちさってしまったということです。そして、そのやしきあとは、今では知る人さえないそうです。
サルの供養
むかしむかし、東の方の山に大きな木がいちめんにしげり、シカやイノシシ、そして、タヌキなどがたくさんいた頃、二人の仲のよい狩人がいました。そして、狩に行くときはいつでも一緒にでかけたそうです。