ふるさとのむかし話-030/42age

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五穀豊じょうを願い、おいのりしているそうです。


福の神の野原

むかしむかし渡瀬村に太郎蔵という農夫がいました。先祖代々、村一番の金持ちで毎日のようにたずねる客が絶えることがなく、多い日には、かわるがわる二十人もの客がくることがあり、思うように家の野良仕事もできず、家中で客の接待におおわらわということがしょっちゅうでした。ところが、太郎蔵の家は、野良仕事を人より一生けん命したいじょうにお金も入り、何の苦労もありませんでした。
しかし、太郎蔵は大変なよくふか者だったので、親からゆずられた財産を、さらに

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