すばらしい先輩たち 会津人のほこり(第1集) -034/197page

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それぞれの土地を支配(しはい)していました。

 会津では、前の時代(鎌倉(かまくら)時代)に関東地方から進出してさた芦名氏(あしなし)が黒川(くろかわ)(今の会津若松)を中心として勢カ(せいりょく)をのばし、会津地方の各地にその一族の人々をおいて支配していました。

 猪苗代兼載(いなわしろけんさい)は、その芦名氏の一族の子として、亨徳元年(きょうとくがんねん)(1452年)に猪苗代湖のほとり、小平潟(こぴらがた)で生まれました。現在、夏になると湖水浴(こすいよく)でにぎわう天神浜(てんじんはま)のあたりです。

 兼載は、小さいころは梅(うめ)とよばれていましたが、とてもかしこい子供であったので、近くにある天神(てんじん)さまの申し子といわれていました。

 3歳のころ、母の背中(せなか)に負(お)われていた梅

天神浜(てんじんはま)のあたりの碑

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