すばらしい先輩たち 会津人のほこり(第1集) -067/197page
なたよりもっと不幸な人は、この世の中にたくさんいます。あなたは自分のためにも、これからの人 生を貧しい人のためにつくしたらどうですか。」
と、教えられました。
岩子は、自分の心の弱さに気づき、叔父が人のためにつくした働きぶりを思い出し、これからの人生を人のために働こうと決意したのです。
会津戦争
慶応四年(1868年) 八月、会津若松の城下町は、大砲(たいほう)の音がひびきわたり、薩摩(さつま)、長州(ちょうしゅう)の軍隊と会津の武士が入り乱れて戦いがはじまりました。戊辰(ぼしん)の会津戦争です。
傷ついた武士たちは、あちらに倒れ、こちらにうずくまり、刀をつえに歩き、