すばらしい先輩たち 会津人のほこり(第2集) -010/203page
小林栄(こばやしさかえ)先生との出会い 小学校尋常科(じんじょうか)の卒業試験が行われ、猪苗代(いなわしろ)高等小学校の小林栄先生が、三ツ和小学校にきたときです。 「きみの左手は、どうしたんだね。けがでもしたのかね。」 「この左手ですか。これは、三歳のときやけどをして、こうなったのです。」 「それは気の毒だ。それで、きみは、尋常科を卒業してからどうするんだね。」
小学校尋常科(じんじょうか)の卒業試験が行われ、猪苗代(いなわしろ)高等小学校の小林栄先生が、三ツ和小学校にきたときです。
「きみの左手は、どうしたんだね。けがでもしたのかね。」
「この左手ですか。これは、三歳のときやけどをして、こうなったのです。」
「それは気の毒だ。それで、きみは、尋常科を卒業してからどうするんだね。」