すばらしい先輩たち 会津人のほこり(第2集) -081/203page
した。わからないところがあると、どこにでも行ってわかる人にたずねました。
二十歳を過ぎるころには、計算を、何か実際の仕事に役立つものに生かそうと考えるようになりました。
ある年に、大雨が降って、大川の水が田や畑にあふれ出したことがありました。豊助は、この水をくいとめる、じょうぶな堤防(ていぼう)を作るには、どのくらいの土や砂が必要なのか、材木はどのくらい使うのか、などを計算しました。これを実際に役立てるには、測量のし方や水の力をはかる