すばらしい先輩たち 会津人のほこり(第2集) -095/203page

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ろが、松林や滝沢(たきざわ)の山に進んで、せまい谷間にさしかかると、仕事はなかなか進まなくなりました。せまくて足場が悪く、資材(しざい)を運ぶ道もつくらなければなりません。

豊助の技術(ぎじゅつ)は、こんな時に役立ちました。道のつくり方、土手(どて)をささえる材木やソダ(柴木(しばき)をたばねたもの)の巻(ま)き方は、豊助が二十年間、各地で経験してきたことでした。

今までより用水路の幅と深さが大きくなると、水が多く流れるだけ、土手に加わる水の力も大きくなります。特にカー

工事をしている人々


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