すばらしい先輩たち 会津人のほこり(第2集) -158/203page
足が枝をはなれたかと思うと、四郎のからだは、ゴムマリのように丸くなって、落ちてきました。地上すれすれのところで、ゴムマリは、すうっとまっすぐになって、びっくりしている友だちの前に立ちました。 「まだ、もう少し練習しなければだめなんだ。ひざと腰がかたいんだよな。地面につくとき、音もなく、すうっとおりられればいいんだけどな。」 これは、四郎が、ねこを見て考えたのです。ねこは、どんなふうに、ほうり
足が枝をはなれたかと思うと、四郎のからだは、ゴムマリのように丸くなって、落ちてきました。地上すれすれのところで、ゴムマリは、すうっとまっすぐになって、びっくりしている友だちの前に立ちました。
「まだ、もう少し練習しなければだめなんだ。ひざと腰がかたいんだよな。地面につくとき、音もなく、すうっとおりられればいいんだけどな。」
これは、四郎が、ねこを見て考えたのです。ねこは、どんなふうに、ほうり