すばらしい先輩たち会津人のほこり（第2集） -159/203page

投げられても、音もなく地上におりることができます。ねこのように身軽（みがる）になれたらなあ、と四郎は考えたのでした。この「ねことび」が、後の四郎の柔道に大きく役立ちます。

津川町（つがわまち）角島（つのしま）

　江戸時代から明治時代へ、日本じゅうが新しく変わっていきました。特に、会津の町は、家を焼かれ、人々はちりぢりになって、戦いにやぶれた悲しみにつつまれながら、新しい時代をむかえようとしていました。

　そんな会津の片すみの、津川（つがわ）の町に元気に

昔、ここに津川の港があった

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