すばらしい先輩たち 会津人のほこり(第2集) -181/203page
て直そうと、照島が、大きく肩でひと息(いき)ついたとき、それまで相手にさからわずに、守ってばかりいた四郎が、相手の柔道着(じゅうどうぎ)をがっちりとつかんで、照島をひきずりはじめました。 ずるずるとひきずられた照島が、あわてて技(わざ)をかけようとすると、四郎は左手で相手の左えりをとり、右手で相手の左そでをつかん