北会津の昔ばなしと伝説 -032/238page

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手当てのかいもむなしく、帰らぬ人となってしまっただど。

 かわいそうに思った真渡(まわた)・鈴渕(れいぶち)の村人たちが塚(つか)を作って手厚(てあつ)くほうむっただど。

 姫様(ひめさま)の名前を取ったのか、定かではないが、輝井宮(てるいのみや)として足の悪い人に御利益(ごりやく)があるといわれて祀(まつ)られているんだど。

 お参(まい)りに行く時は、「サンダラ」を編(あ)んで奉納(ほうのう)すんだがら。

挿絵 輝井宮


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