北会津の昔ばなしと伝説 -089/238page

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身も心も清めてから宗文字(そうえ)は、雷様からもらった医書を読んだんだど。そして、代々医者になった者へ伝えていったんだど。

 また、この地方に、たちの悪い病気が流行(はや)り、人々は困(こま)りはてている時、宗文字(そうえ)は、雷様からもらった薬の壷(つぼ)をあげでみっと、たちどころに疫病(えきびょう)がしずまっただど。

[上米塚村地誌並びに泉現寺及玉光堂之由来記より]

挿絵 雷様の病気を治したお医者様


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