北会津の昔ばなしと伝説 -107/238page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

その日はな、昭和十三年九月一日の二百十日の出来事(できごと)だったそうな。

村人は、新潟(にいがた)生まれの婆様(ばあさま)は、生まれ故郷に帰って行ったんだなあと呟(つぶや)き合ったそうな。

 小柄で丸顔、当時六十歳位だったそうです。この時、下米塚(しもよねづか)の堤防決壊(ていぼうけっかい)のため、思い堀より東方地区は、胸(むね)までつかる洪水(こうずい)に見舞れたそうです。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は北会津村教育委員会に帰属します。
北会津村教育委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。