北会津の昔ばなしと伝説 -195/238page

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人もうたげいでしたが、病気でねこんでいました。そのことを聞いた高木源四郎(たかぎげんしろう)は、さっそく、孫をつれて小田橋のところの家に見舞いに行きました。見舞いに来てくれたことをこの友人は大変よろこんで玄如節(げんしょぶし)で次のようにうたいました。

   ながい常橋たかぎでかけて
      おいでくださる ごしんせつ

 常橋は、ぶっかけ橋よりは程度のよいもので、やはり板をかけてあったところを渡るものでした。


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