北会津の昔ばなしと伝説 -204/238page

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さまの首ではありませんか。びっくりした役所の役人たちは

 「これは恐れおおいことをしてしまった。悪いことをしてしまった。申し訳がない。」

と、恐れおののき、そこにお堂を建て、この観音さまの首をおまつりしました。それで、頸城郡(くびきぐん)という地名が起こりました。

 首を持って行かれた左下(さくだ)りの観音さまは、首がないので、無頸(むけい)観音、首なし観音といわれております。


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