北会津の昔ばなしと伝説 -219/238page
なお、北会津村には、三十三観音のうち、十二番、田村山(たむらやま)の福聚山養泉寺(ふくじゅさんようせんじ)、十四番、下荒井松命山蓮華寺(しもあらいしょうめいざんれんげじ)にある観音さまがあります。
会津三十三札所巡りは、保科正之公が、西国の札所めぐりは時間と費用がかかるので、会津に定めました。旧大沼郡(おおぬまぐん)は十ケ所で十善戒(じゅうぜんかい)をあらわし、旧河沼郡(かわぬまぐん)は五ヶ所で五智の如来、旧耶麻郡(やまぐん)は九ヶ所で九品浄土(きゅうひんじょうど)、会津西部三ヶ所で三業(さんごう)[といって身口の意]、北部は六ヶ所で六道教化(ろくどうきょうか)を意味して、定められました。
現在も、若妻たちがお観音詣りといって、お参りをし、お産の時は、安産するようにと、三十三ヶ所のうちの六ヶ所をお参りしております。