北会津村誌 -136/534page
が、太治ヱ門堰の○・八九九t/sは北 会津村管内には揚げられてこない。 しかし本郷堰とは一部併用されるの で、両堰下あわせて一四八・五ヘク タールに達している。この他先の濁川よりの下郷堰が二 六ヘクタールに対して〇・二五t/sの 揚水をするし、宮川よりの荒川堰・ 下野堰・宮袋堰・新田堰・大島堰は 俗に三堰と呼んでいて、四八ヘクタ ールに対して〇・三t/sの揚水をして いる。
この他蓼川の湧水は一・二〇〇t/sに達して、一一八・〇ヘクタールに灌漑し、つづいて白山沼が〇・八〇〇t/s あり、一〇七・九ヘクタールヘ、西麻生の湧水はやや細くなったが、〇・ニ七〇t/sで三八・〇ヘクタールの用水 となっている。さらに扇状地の下部には伏流水があるので、揚水磯を利用して汲みあげている。次にそれを一覧 にして掲げ、用水系統を示しておく。三、農業用水の現況と今後の利用計画