北会津村誌 -201/534page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

右之原に薬草有、苦参、忍冬、活蓬、牛膝、兎絲子、茜根、車前草。
 木
一、村の中に槻一株あり、周り二丈登り九丈半。
貞享二年書上げ
 東麻生村 若松より田舎道七里
一、鎮守感応明神 祭礼九月九目、下荒井村より社家来而祭、当所の者社参而遊ぶ。
 相殿 当村太神宮
一、菩提所 鷺林村西福寺へ参拝す、定の寄進なし。
一、漆役木数十四本半、年々蝋漆共代六百文余にて上納す。
一、逆瀬川村へ米壱斗二升宛年々出、葉柴、かくまを取。
一、中荒井村へ米壱斗五升代五百文宛年々出大川舟橋渡る。
一、家職、縄、筵、草鞋、げんべい、田畑稼の間に仕出。
一、畠作大豆、紅花、瓜、菜、蘿蔔を売而御年貢に足す。
文化六年風上記より
 東麻生村
 府城の西に当り行程一里六町、家数十四軒、東西二町二間、南北一町一間、四方田圃なり。東は村際にて本郡橋爪組下米塚村に界う、其村まで七町二十間余、西二町宮袋村の界に至る。其村まで十三町十間余、南七町本郡橋爪組柏原村の界に至る。其村は辰に当り、六町五十間余、北一町、中荒井村の界に至る。其村は丑に当り七町、又申の方四町四十六間、本郡橋爪組西麻生村の界に至る。其村まで六町十四間余、戌の方二町、今和泉村の界に至る。其村まで十町。

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は福島県北会津村誌編纂委員会に帰属します。
福島県北会津村誌編纂委員会の許諾を受けて福島県教育委員会が加工・掲載しています。