北会津村誌 -297/534page
も達していた。明治三十八年葡萄酒の醸造許可も得、毎年五〇〜六〇石位も造ったことがあるという。
現在は六反歩位に縮少しているが、葡萄酒・葡萄液などをつくって出している。
村中にさいかちの大きな古木があり、村西に寺屋敷などというのもあって、決して新しい村とも思われないが古くからの来由はよくわからない。
真渡から独立したのは明治初年であるが、その時鈴社を五霊神社より分祀したという。しかし鈴社というのは 寛文五年の書上げにもあるから、真渡に移っていたとすれば、五霊神社に相殿されていれものかも知れない。そ