北会津村誌 -338/534page
一、大抵此村の営、筵、かます、金二両程に売る、年により増減あり。
原
一、川前河原 村の西一町五十九間に有、南北三十間、東西二十間。 右の原に薬草有、苦参、柴胡、兎絲子、茜根、事前草、香□、活姜。
一、代百文を出し大野村山に入て薪を伐る。
一、村野原に有所の鳥、青鷺、五位鷺、黒鴨、雀。貞享二年書上げ
会津都和泉台共 但し台は和泉支配なり、何に不寄作法、和泉村同前故別て不記十里。
一、鎮守 陬訪明神、熊野権現、大神宮四社、宮下へ引宮に成、祭礼七月廿七日宮下社家祭。
一、鎮守御嫌に而井を不掘、三間架に東西四間家不造。
一、菩堤寺 曹洞宗福田山智徳寺、高壱石四斗五升壱今村寄進。
一、同 浄土宗正栄山台泉寺、高壱石九升七合同断。
一、村西葭野一ヶ所有、御役銀壱匁三分上納す。
一、大野へ代五百九十匁と籾壱斗五升宛、当村にて出、かくまを取。
一、同村へ山守役として代壱〆五百匁、当村に而出す。
一、沼山へ代三百匁宛、台和泉に而出し.柴、かくまを取。
一、蟹川へ代壱〆二百匁、右両村にて年々出大川舟橋渡。
一、鶴沼川橋掛入用橋下より家並に米壱升、二升宛取、此橋下江和泉新田、沢田、蕎麦目、大石目、染田、小沢、西原、出戸田沢、 入田沢他九ケ村。