磐椅王国 -021/034page
56.旧馬場家住宅(きゅうばばけじゅうたく)(三ツ和・前田)
南会津郡伊南村にあったものを昭和四十九年に復元移築したこの住宅は、「こざ」「おめい」「つきにわ」の関連間取など、多くの特徴を明示しています。建築年代を証明する資料は一切ありませんが、只見町 旧五十嵐家住宅とはぼ同時期の江戸時代中期のものと考えられています。57.旧佐々木家住宅(きゅうささきけじゅうたく)(三ツ和・前田)
大沼郡川口村より昭和四十二年に移築。厩中門寄棟造、厩中門切妻、一部二階、茅 葺で会津各地の名主層住居の中でも大規模な方に属す上層農民の家屋です。 時期は江戸時代中期と推定されています。58.旧山内家住宅(きゅうやまうちけじゅうたく)(古城跡)
祝儀帳によると文化八年(1811)十一月の建築で、直屋、寄棟造の茅葺屋横です。 村役人層の住宅であったといわれ、町内砂川より昭和四十七年に移築復元しましたが、 積雪等の適応を考慮して完全な原形復元はしていません。−近 世−