喜多方市勢要覧 -023/026page
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生活の活力と潤いを産み出す 共同社会の仕組みづくり福祉の充実[互いに助けあうあたたかいまち]
人々のぬくもりとやさしさあふれるまち、 さらにワンランク上の安心の生活、 福祉の充実は、やすらぎの日々を約束します。「物」の豊かさから「心」の豊かさ を求める時代に変化しつつある今日、 優しさと心のふれあい、コミュニケ ーションの重要性が再認識されてい ます。言葉だけの福祉ではなく、市 民ひとりひとりが参加した、本来の 意味の福祉施策が真に求められてい る時代といえます。
福祉の充実はやすらぎの日々を約 束します。人生80年時代を健康で 生きがいのある生活を送るため、す べての市民がふれあい、健康で自立 して、共に生きる環境づくりを進め ています。
高齢化社会の到来と共に、充実し た老人福祉は今後の重点的課題です。 児童福祉、障害者福祉についても多 くの市民の協力と理解が必要となっ ています。市では、寝たきり老人や 障害者に対する入浴などのデイサー ビスを実施、一人暮らしの老人への 家庭奉仕員派遣、老人ホーム施設の 充実などを積極的に推進しています。
また、生きがいある老後を送るた めの高齢者生産活動センター、シルバ ー人材センター、総合福祉センターな どが設置され、社会福祉協議会との 連携を探めながら、市民総参加によ る充実した福祉施策 の推進に向けて努力 を重ねています。
健康は、健全で明 るい市民生活を送る 上でかけがえのない もの。保健活動の拠 点である 「保健セン ター」を中心に、市 民の健康管理、予防 医療体制の強化を図るため、医師、 保健婦、看護婦、栄養士、保健推進 員が協力して、各種予防接種や成人 病検診をはじめ、健康教室、栄養教 室などを開催し、調和のとれた健康 づくりに努めています。また、医師 会の協力により、休日当番医制、病 院群輪番制を設け、緊急時の医療体 制を整えています。next4
郷土を愛し世界に開かれた 心を育てる人づくり教育と文化[教義を高め心豊かなまち]
私たちの郷土から世界へむけて、 心の豊かさを育てる人づくり、 開かれた都市文化と、人々の創造性をめざします。教育環境の一層の充実とともに 市民がさまざまな能力開発の機会に 恵まれ、身近な所で、多彩な芸術や 文化に接することのできる、豊かな 心や人間性を育む人づくりを重視し た、文化的な都市をめざします。さ らに、本市の伝統的な文化性を現代 の新たな環境のもとでリフレッシュ し、内外に届く新たな都市文化の発 信機能を高めていきます。
教育施策では、個性と創造性を伸 ばし、郷土の伝統と文化に根差す豊 かな人間性を備えた若者達の健全な 育成を目的として、各教育施設およ び指導面での充実を図っています。
そのために、年次計画により教育 施設の増改築を進め、施策の充実を 行うとともに、外国人英語教師招致 事業などによっで国際化教育を推進 しています。また低年齢層からの教 育の充実に努力を重ねています。
さらに、スポーツ振興活動などを 通して社会教育機関との連携をはか り、家庭内教育との連絡を密に保ち ながら、健やかで明るく、たくまし い子供たちの育成を推進しています。 一方、生涯教育の充実は時代の新 しい要請であり、市では社会教育の 場と機会を提供するとともに、より多くの 市民の社会参加を 積極的に促進してい ます。
昭和58年、23億円の巨費を投 じて建設された「喜多方プラザ文化セン ター」は、1200人収容の大ホールを中心とした施設に、 曲り家・民俗資料館・蔵の里・蔵づく りの美術館が併設され、喜多方地方 広域市町村圏の文化振興の拠点とし て大きな役割を果たしています。
スポーツ活動の振興も積極的に行 い、押切川公園体育館を中心とした 体育活動のほか、市民の積極的な体 育参加を推進しています。