喜多方市の文化財 -013/055page
銅 鐘
勝福寺観音堂の東側に建っている鐘楼にかけられている「鐘」は、高 さ118センチ、口径65センチの小型の鐘で、葦名盛興とその父盛氏の 寄進である。
銘の切り手は、会津の刀工として名高い古川兼定である。
銘に
「奥州会津耶麻郡勝村
勝福寺別当満勝院
本願観行坊慶算当寺
大旦那平盛興並隠居盛氏
鋳師大工早山主殿助並小工太郎左衛門
銘帳切手兼定
諸行無常 是生滅法
生滅々己 寂滅為楽
並諸旦那等現世安穏後生
善所無疑者也
永禄七年甲子季夏日」
とある。(現在は解読不能)
永禄7年は1564年である。
所 在 地 関柴町三津井字堂ノ前 勝福寺
指定年月日 昭和30年12月27日