喜多方市の文化財 -018/055page

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熊 野 神 社 御 神 像

 御神像として立派なものには、京都松尾神社のものがあるが、当熊野神 社の御神像も地方神像としては珍しく立派な作である。

 御神像は、熊野神社本殿三社にそれぞれ男神一体、女神一体の二体ずつ 合計六体が安置されている。容姿作法から、製作年は藤原末期から鎌倉初 期にかけてのものと、室町初期のものとの考えに二分されている。しかし 男神、女神ともに彩色 (白、緑、赤) のあとが見られ、両まぶたのふくら みや眉ののび、それに高い鼻としまった口もとには古い時代がよく象徴さ れている。

所 在 地 慶徳町新宮字熊野  熊野神社

指定年月日 昭和42年4月4日

熊 野 神 社 御 神 像


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