ぼくたち、わたしたちのあつしおかのう-080/100page
(3)大峠道路
国道121号は,山形県米沢市を出発点として,喜多方市,会津若松市を通って,栃木県芳賀郡益子町まで続く道路です。このうち,福島と山形にまたがる「大峠」は,けわしくて,とおりぬけるのがむずかしいところでした。昔は喜多方市岩月町から米沢市(旧国道)に通じてましたが,道はばがせまく地形がけわしくて,冬は雪が多く一年の半分は通行できませんでした。何よりも一年を通して安全に通行できる道路が必要でした。そこで現在の日中地区を通る新しい路線を決め,昭和49年に工事が始まり,18年かかって平成4年8月に大峠道路は完成しました。大峠道路は,トンネルが11ヶ所,橋が23ヶ所もありますが,景色がすばらしく会津地方と米沢地方とを結ぶたいせつな道路として生まれかわりました。