ぼくたち、わたしたちのあつしおかのう-084/100page

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喜多方市の佐牟乃神社,熱塩の示現寺のほか三ヶ所,合計七つの銅像があります。
郷土のために尽した人は,瓜生岩子のほかに次のような人もいます。
どんなことをして郷土のために尽くしたのか調べてみましょう。
○用水路をつくった人〔鈴木源次郎〕
江戸時代,今の金屋,針生,上野,田中,五目,根岸,下谷地,鷲田に,灌がいための用水路(八ヶ村堰)を野辺沢川よりひくために,今の新村方面から針生の山地をほって,水を通す大工事をなしとげた人です。
○熱塩に信仰の里を開いた人〔源翁和尚〕
現在の護法山示現寺の基を築いた南北朝時代(1336〜1392)の禅僧である。源翁和尚は,荒れ果てた寺を改修し,新たな寺(現在の示現寺)を造り,修業僧の道場としても発展させた。また,湯元を発見し,今日の熱塩温泉の基を築いた人です。
○自由民権をさけび,この運動に活躍した人
〔三浦文治,三浦信六,上野荘松,原平蔵,遠藤直喜,遠藤豊八ら〕
明治時代,全国の自由民権家とともに,国会の開設,地租の軽減などを要求し,また,県令(今の県知事にあたる役職)が会津三方道路(明治15年,若松から山形・栃木・新潟への3県に通ずる道路)を開こうとして,住民が納得のできない無理な労働をさせようとしたり,工事費を無理に集めようとする不当な政策に反対してたたかい,農民の先頭に立って活動した人びとです。

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