ぼくたち、わたしたちのあつしおかのう-085/100page

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6 これからの熱塩加納村
1.こころ,くらし,みどりをはぐくむ村
村は,ここ30年の間に大きく変化しました。特に変わったのが人口で,昭和40年には約6,000人がいましたが,現在では4,000人以下になってしまいました。会津の町村のほとんどがこの30年の間に人口が減っています。この状態を「過疎化」といいますが,過疎化によっていろいろな問題がでてきます。たとえば,現在この村の中心産業である農業は後継者(あとをつぐ人)がいなくなったことなどがあげられますが,とくに心配なのが若い人たちが少ないことです。
そこで村では子供からお年寄りまで「このまま住んでいたい」「住んでいてよかった」と思える地域にするためにいろいろな努力をしています。その例をいくつかあげてみます。
(1)こころを育てる村づくり
人間はだれでも「いきがいのある一生をおくりたい」と思っています。熱塩加納村では現在,「生涯学習」を行っていくことを村民のみなさんに奨めています。この生涯学習とは,どんどん変わっていく社会のなかで充実した生活を送っていくため,いつも自分が興味関心のあることや必要なことを学んでいくことであり,多くの人がその生涯学習を実践していくことによって,この地域がますますよくなっていくのです。
では,この村ではどんな施設で生涯学習が行われているのでしょうか。多くの人がよく利用するのが教育委員会や公民館がある村民会館や村民体育館・多目的広場のある体育施設です。ここでは村内のいろいろな団体がこの施設を利用して,多くの集会,学習会やスポーツを

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