ぼくたち、わたしたちのあつしおかのう-086/100page

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行っています。村民会館はみなさんのような子供からお年よりまで,年間この村の人口の約2.5倍の1万人もの人がこの施設を利用して,いろいろなことを学びあっています。
村では,学習活動を実践している人や実践したがっている人を応援するためにいろいろなことを行ったり,計画したりしています。例えば,教育委員会や公民館,住民課,産業課が村民会館や体育施設などの公共施設を使って行っているいろいろな教室,講座や大会もそうですし,文化センター建設などこれから生涯学習を実践するために役にせいび立つ施設整備計画もそうです。
また,わたしたちの村では今,65歳以上のお年よりが人口の4分の1以上をしめています。このままでいくと数年後には3人に1人が65歳以上のお年よりになります。そこでお年よりがいきいきと楽しく安全にくらせるように,村では地域保健福祉センター「夢の森」をつくり,デイサービスなどをおこなう福祉事業や健康診断などの保健事業,保養,医療などをおこなって,多くの住民に利用されています。それでもみんなで協力しあってお年よりをささえあっていくことが一番大切なのです。
(2)くらしを創る村づくり
わたしたちの村の産業の中心は農業で,ほとんどの農家で稲作をおこなっています。世界中が自然破壊や環境問題への関心が高まる中,その中でも有機農業へのとりくみは"人にやさしい,自然にやさしい"ということから全国各地から注目され,多くの農家が"食糧はいのち"さいばいということをこころがけて,自信をもって有機米や有機野菜を栽培しています。工場の誘致や道路整備もたしかに大切なことです。でも,この地域で自分が自信をもって働くことができることがふるさとを愛することへつながっていくのではないでしょうか。

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