塩川町勢要覧 -026/030page
Shiokawa Standard.
施策の概要新しい風、塩川から。
昭和二十八年に制定された「町村合併促進法」により、当時の耶麻郡南部一町三ヵ村(塩川町、堂島村、姥堂村、駒形村)が昭和二十九年七月に合併、現在の塩川町が誕生して四十年余り。日橋川をはじめとする澄んだ川と、雄国山に代表される雄大な山々の自然に育まれたこの町は、その永い歴史と美しい自然を今に守 り継ぎながらも、常に新しい時代とともに変化を続けてきました。
現在は、町の中心的市街地を形成する塩川地区、肥沃で平坦な農用地が広がる堂島地区、国道121号線を中心に農業と工業が振興されている姥堂地区、そして平 坦な農地と雄国山麓をはじめとする豊かな自然環境をあわせ持つ駒形地区と、そ れぞれに違った特徴をもつ四地区が、各地区の特色を生かしたまちづくりを進めています。
町の中心となる塩川地区には、スポーツレクリエーションを中心とした、町民の憩いと交流を促進する御殿場公園運動広場や老人憩いの家「あやめ荘」、近代的で潤いのある居住環境として整備された町営御殿場団地などが建設され、各施設は多くの町民に愛され、親しまれています。
堂島地区には、多目的ホールなどの充実した設備を備え、夢のある校舎として福島県建築文化賞奨励賞を受賞した堂島小学校や、天候に惑わされることなくいつでも利用できる堂島屋内運動場があります。
姥堂地区には、十社二千名規模の誘致企業群のほか、ゆとりあるスペースが特徴の姥堂保育所や、町の基幹産業である農業を支える基盤となっている、県内最大級規模のカントリーエレベーター(大型穀物乾燥調整貯蔵施設)があります。
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駒形地区公民館
平成五年に駒形地区に建設された駒形地区公民館。白壁に瓦屋根の趣ある土蔵づくりが特徴で、生涯学習の場としても広く利用されています。
御殿場団地
御殿場公園北側に建つ17棟118戸の御殿場団地は、蔵の重厚なモチーフを生かし、周囲の山々との調和が図られたデザインになっています。
老人憩いの家「あやめ荘」
塩川地区に建設された老人憩いの家「あやめ荘」。全館に暖房設備が整ったこの施設は、緑あふれる庭が、くつろげる雰囲気を生み出しています。
カントリーエレベーター
姥堂地区に平成6年に建設された県内最大の乾燥調整貯蔵施設カントリーエレベーターは、21世紀の先進農業施設として注目されています。