高郷の地質と化石 会津化石研究グループ -034/066page
エゾオオノガイ
(中新世)曖温から冷温水の内湾にやや深くもぐって棲みます。植物プランクトンを食る。
スエモノガイ
(中新世)冷温水から寒冷な海水で、深さ10mから50mの砂底にもぐり、プランクトンを食べる。
カガミガイ
(古第三紀〜現世)中型、円に近い形で、成長線が発達。
ピノスガイ
(古第三紀〜現世)中〜大型卵形で厚い。殻頂は前方へ寄る。板状の成長線。
ヌノメアサリ
(新第三紀〜現世)中型、卵形でふくらむ。放射肋、共心円の成長線と交じわって布目状になる。殻頂は、前に寄る。
シュウダミアンティス
フナクイムシ
(ジュラ紀〜現世)幼貝のときに、体の前の部分の、小さな殻の表面にある、刃のような刻みで木材に穴をあけて、入りこみ、巣穴の周囲を石灰で固めて長い管をつくる。巣穴の出口は、体の後ろについている、小さな石灰板で閉じて外敵から身を守る。塩坪層の上部の砂岩から、その穴がたくさん掘られた木材がみつかります。