高郷の地質と化石 会津化石研究グループ -035/066page
2) 巻貝の仲間
モガミバイ
(中新世)温水から冷水の50mから200mの海底に棲み、肉食性。
タマガイ
(古第三紀〜現世)冷温から寒冷な海水の海底で、砂のところにもぐって棲み、肉食性。中〜大型で、半球状。
キリガイダマシ
(白亜紀〜現世)細長い塔形で、螺層の数が多い。螺条が見られる。
イトカケガイ
(古第三紀〜現世)殻は、薄いものが多く、塔状の円錘形で、殻表には、縦の肋がある。深い海底にすむ。
次の写真のように二枚貝の化石を見ると、殻に穴が開いているのを見かけます。これは、巻貝に食べられた跡です。巻貝が二枚貝にどのようにして穴をあけるかについては、まだはっきりしていませんが、1 唾液腺やそのほかから分泌(ぷんぴ)される化学物質、2 歯舌(しぜつ)による、3 1